こんにちは、悪性リンパ腫と診断されたばたこです。
前回、一時退院しました。
これから本格的にがん治療を始める前に、PET検査をします。
PET検査について
PET検査とは?
PET(Positron Emission Tomography)検査は、治療前にがんの有無や広がり、他の臓器への転移がないかを調べたり、治療中の効果を判定したり、治療後の再発がないかを確認するなど、さまざまな目的で行われる精密検査です。
私はお腹に一番大きい腫瘍があるのが(CTでもはっきりわかるくらい)、PET検査で他の部分にもないか確認するんですね。
この際、徹底的に調べてほしい。
PET検査の仕組み
からだを構成している細胞は、生きてゆくためのエネルギー源として「ブドウ糖」を必要としています。がんなどの悪性腫瘍は正常な細胞よりも増殖が盛んに行われるため、3~8倍のブドウ糖を必要とします。
PET検査は、このようながん細胞の性質に着目して、がんを発見する診断法です。 ブドウ糖にごく微量の放射線を放出するフッ素-18(18F)という「放射性同位元素」をくっつけた薬剤(以下、FDG)を体内に注射し、PETカメラという装置を用いて、FDGの全身分布を撮影します。
がん細胞にはFDGが正常細胞よりたくさん集まります。そこから放出される微量の放射線をPETカメラでとらえて、がん細胞の位置や大きさだけでなく、がんの進行度合いを調べます。
要するにこんな流れです。
がん細胞にブドウ糖がまりやすい
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PET/CTで撮影
↓
悪性で活発なものほど濃い色がつく
普通の細胞よりエネルギー食うなんて嫌な病気ですね。(汗)
検査を受ける
検査時間が1:30だったので、昼食は抜き。
朝食は軽く、検査時間の5時間前までにとります。
水、お茶、白湯は自由に飲んでいいみたい。
そして薬剤を排出するために500mlの水かお茶を持参します。
病院に到着~。
カルテに記入し、検査着に着替えて検査室へ向かいます。
この検査室の扉が物々しくてドキドキしました。
おいおい放射線マークついてるよ……(汗)
持参したお茶は今から飲んでいいそうです。
余分な薬剤を排出するため、できればペットボトル一本飲んでしまったほうがいいみたい。
まずFDGという薬剤を注射します。
これに放射性物質が入ってるのか~……
放射線障害を心配する必要はないと書いてあったけども。
薬剤投与後、全身に回るまで1時間安静。
個室ブースにはリクライニングシートがありました。
背もたれを限界まで下げて寝てました。
ブランケットもあり、なかなか快適な空間。
でも一時間……暇だな……
「撮影前に排尿して~番の部屋にお入りください」とアナウンスがありました。(うろ覚え)
トイレに行った後、ようやく撮影が始まります。
今回は厳密に言うとPET/CT検査。
PET装置とCT装置を組み合わせて、より詳しく分析できるものだそうです。
15~20分くらい撮影してました。
そして30分ほどソファで待機したら帰っても良い……はずだったのですが、まさかのお腹だけ撮り直し。
(私の腫瘍が大きいから?)
一瞬不安がよぎったけど、呼吸でお腹がかなり上下していたので、きれいに撮影できなかったのかもしれないですね。
実はまだ結果見てないんですよ。
広範囲に転移してたらどうしよう……(汗)
お会計
今回PET検査の保険適用条件に当てはまっていたので3割負担の24,560円でした。
自己負担だったら9万~11万もかかるんだとか。
保険って本当にありがたいなあ。
次回、治療法について話を聞きます。