おひとりさまの悪性リンパ腫治療ブログ

30代独身女性の悪性リンパ腫闘病ブログです。濾胞性リンパ腫→B細胞性非ホジキンリンパ腫に形質転換。RーCHOP療法で治療中。

尿管を圧迫していた腫瘍

こんにちは、悪性リンパ腫と診断されたばたこです。

前回、水腎症の手術が成功してほっとしたのも束の間。

先生から驚きの事実を聞くことになります。

 

 

三日目(尿管を圧迫していた腫瘍)

一日ぶりの朝食

昨日は「丸一日絶食、午後からは水も飲めない」だったので、朝食食べれると聞いてガッツポーズ。

朝に飲んだお茶の美味しかったこと!(^^)

普通に食事ができる、水が飲める。

普段当たり前にできていたことがこんなにも幸せだったんだなと思いました。

朝食も卵焼きとか胃に優しそうなメニューで良かった。

 

尿管を圧迫していた悪性リンパ腫(仮)

泌尿器科の先生に呼ばれ、カンファレンスルームへ。

股間からチューブ、腕には点滴というスタイル。

(あ、歩きにくい……)

特に尿の管、ちょっと引っ張られるたびにイタタってなる。

 

尿管を圧迫していたものは腫瘍でした。

この大きさからしてほぼ悪性だろうとのこと。

 

「これってがんですか?」

「うん、聞いたことあると思うけど悪性リンパ腫

 

うわー、聞いたことあるやつ~!

 

悪性度によって治療が異なるそうです。

なので今後は血液内科の先生を交えて、治療方針を話し合ってくれるとのこと。

 

病室に戻ってから、溜息ついちゃいました。

まさか自分ががんになるなんて。

 

飲水と排尿の量を計測する

12:00頃、尿の管をはずしてもらいました。

感覚としては尿意を感じてから我慢がききづらい。

尿を出し切るたびに若干の痛みもあり。

ステントが体になじんでなかったのかなあ?

一週間もしたら痛みもなくなりましたけどね。

 

そして今日から飲水と排尿の量を計測することになりました。

 

飲水はざっくり計算。

 

尿はトイレにあったあの検尿カップを使うようです。

二種類あるんですよね。

朝は600mlほど出るので大きい方が良さげ。

 

尿の中に血が入ってたら流さずに呼んでくださいとのこと。

トイレの中にもナースコールあるんですね。

しかし、血尿なんだかよくわからない……

赤っぽい尿だけどこれは大丈夫なの?

最初だけ看護師さんに確認してもらいました。

 

父と一緒に治療の話を聞く

午後、父が着替えを持ってきてくれました。

あまりに眠れないので家で使ってる枕を持ってきてもらったんですよね。

まさか入院生活に枕を持っていくとは。

でも、おかげさまでこの日からぐっすり眠れるようになりました。

枕の力ってすごい。

 

そして父と一緒に血液内科の先生の話を聞くことに。

CTの写真(お腹の断面図)を見てびっくり。

お腹の1/4くらいが腫瘍で埋め尽くされてたんですよね。

私が脂肪と筋肉と思ってたのは腫瘍だったのか……

 

さらに可溶性IL2レセプターの数値が6000代でした。

これ基準値が157~474なんですよ。

先生も「これまで見た最高が2000代でした」とか言ってて。

うえ~、6000ってやばいんじゃないの?

 

とりあえず、今度は生体検査をしなければならないようです。

腫瘍の一部を採取してどのタイプなのか調べないといけないんだとか。

そして会社を一ヶ月お休みすることになりました。

 

可溶性IL2レセプターとは?

「可溶性IL2R (sIL2R)」 は、リンパ腫の腫瘍量や増殖能を反映して上昇することが多く、治療が奏功すると低下し、増加すると再発を疑うなど、治療経過のモニタリングに用います。ただし、リンパ球の活性をみているので、腫瘍以外にもウイルス感染などの炎症があることで上昇することがあります。国際予後指標(IPI)の予後因子は年齢、LDH、日常生活の制限程度(PS)、病期、節外病変数です。また、治療効果や再発などを確認する標準検査はCTやPET-CTなどの画像検査となります。

検査値のミカタ2~疾患別~ - START TO BE

腫瘍が大きいから高い数値が出たのかな……?

 

こっそり泣く

病室でため息ついていると母からメールがきました。

 

「気持ちをしっかりもって、元気でいてね」

 

(メール苦手な母が頑張って打ったんだろうなあ……)

(親にこんなに心配かけてるんだな……)

 

そんなことを考えてたら涙が出てきました。

 

あれだけ健康に気を使ってたのに、なんで自分なんだろう?

 

セクマイ、食物アレルギー、アトピー、会社の倒産、リストラ。

色々あって、そのたびに乗り越えてきたのに、

同世代では普通に恋愛、結婚、出産育児してる人がいるのに、

なんで自分はこうなんだろう?

 

ぐるぐる考えて、涙が出て、の繰り返し。

ナーバスな気分が数日続きました。

 

ちなみにがんと関係ないけど、私のセクマイとはアロマンティックアセクシャル

他者に恋愛性愛を抱けないという、最近認知され始めたマイナーなセクマイです。

そのせいで恋バナ、恋愛モノに共感できなかったりします。

個人的には恋愛、や結婚をしたいと思わないのでいいんですけどね……

多数派に共感できない独身はなかなか大変です。

 

食物アレルギーはエビ・カニが食べれません。

なので大好きな寿司、天丼、中華も時には諦めざるを得ない。

中華ビュッフェに行けば食べられる物が1/5しかなかったりします。

食べ物の選択肢が狭いのも悲しい。「趣味:食べること」なのに!

 

そして会社が倒産したり、経営悪化でリストラになったり、

微妙に運の悪い人生を送ってきました。

これにがんが加わるのかと思うとゲンナリ……

「世の中にはもっと辛い思いをしている人がいるんだよ!」と言い聞かせてるんですけどね。

テレビを見ると幸せそうな子持ちばかり映るから余計に落ち込む。

もはやテレビは極力見るまい……

 

 

後半愚痴になっちゃいましたね。

次回、生体検査をします。