こんにちは、悪性リンパ腫と診断されたばたこです。
ようやく悪性リンパ腫のタイプが判明しました。
濾胞性リンパ腫と診断される
私の悪性リンパ腫のタイプは「濾胞性(ろほうせい)リンパ腫」でした。
濾胞性リンパ腫は、白血球の一種であるリンパ球のうち、Bリンパ球ががん化することで発症します。進行が年単位で、ゆっくりした経過をたどることが多いインドレントリンパ腫ですが、一部の人では、途中から月・週単位で急速に進行するアグレッシブリンパ腫に性質が変わることがあります。
要するに
低悪性度!
進行は年単位!
……って、穏やかそうに聞こえるじゃないですか?
濾胞性リンパ腫は再発しやすく、完治しにくいんですって。
年に10%ほどの確率でびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(中悪性度、月単位で進行)に変化する可能性があるという……
さらに悲しいニュースが。
再発したら、通院ではなく入院して治療することになるらしい。
会社やめることにならなきゃいいけど……
しかも骨髄移植(自分の血をとる→抗がん剤治療→血を戻す)をするかもしれない。
ひえ……!
新しい抗がん剤「GB療法」
タイプがわからない段階ではR-CHOP療法をする予定でした。
今回濾胞性リンパ腫であることが判明したので、より効果のあるGB療法を行うようです。
GB療法は2018年に承認されたばかりの抗がん剤を使うみたい。
Gはガザイバ(オビヌツズマブ)という抗がん剤。
副作用は喉の違和感、鼻水、鼻詰まり、咳、37-39℃の発熱、じんましん、吐き気、血圧上昇、頭痛、動悸、血圧低下、呼吸困難。
相変わらずいっぱいある……!(汗)
でもR-CHOP療法のR(リツキサン)とほぼ同じですかね。
Bはトレアキシン(ベンダムスチン)という抗がん剤。
副作用は血球減少(肺炎、敗血症、ウイルス感染症、心不全、臓器の出血)、吐き気、静脈炎・血管痛、発疹・かゆみ、肝臓・腎機能障害、高血糖、血圧上昇、不眠、食欲亢進(食欲が旺盛になる)、骨粗鬆症、胃炎、腫瘍崩壊症候群、不妊
(GB療法の症状には他にも食欲低下、下痢、便秘、息切れ、しびれあり)
こっちもいっぱいある……!(汗)
でもR-CHOP療法のCHOPと比べると微妙に違いますね。
太字部分がCHOPにはなかったと思うんですが、よりアレルギー症状が出やすいのかな?
そして副作用に脱毛、白内障がない。
もしや今回の治療では脱毛しない?
先走ってウィッグ買っちゃったよ!
治療前に買ったほうが良いってネットに書いてあったもんだから。
でも再発したら強い抗がん剤治療やるんだろうし……
ウィッグは大切に保存することにします。
腫瘍崩壊症候群(がんの死骸が大量に出ることで数々の症状を引き起こす)について。
今回もらった冊子によると「2~3%の患者さんで起きることがある」って書いてありました。
それじゃあ可能性はかなり低いかも。ちょっと安心。
GB療法はこんなサイクルでやるみたいですよ。
- GBを半年間投与(28日に2日間通院を6回)
- Gを2年間投与(2ヶ月に1日通院を12回)
2年半もかけて治療かあ……
大変だ。
臨床試験の提案
GB半年間投与(28日に2日間通院)+Gを2年間投与(2ヶ月に1日通院)
これが従来の方法でした。
ですがGは副作用の頻度が高く、感染症の重症化が問題になっているとのこと。
コロナ禍の今、特に心配ですね。
なので従来の方法と下線部分をなくした場合の比較データを取ってるみたいです。
臨床試験と言っても保険適用なので治療費が無料になったりはしません。
まあ、将来もっと良い治療法を見つけるためと思えば。
私のがん再発しやすいみたいだし。(泣)
治療費どのくらいかかるの?
GB療法:1コース約61万円、自己負担3割負担で18万円。
G療法:一回の点滴で約45万円、3割負担で13万円。
12回点滴を行うので約540万円、3割負担で162万円。
高額療養費制度使えるけど、ひと月の限度額だからなあ~。
こうやってひと月、ふた月感覚の治療となると恩恵少なそう。
もっとがんの補助制度あればいいのに~~!
正直なところ、子育て支援だけじゃなくて他にも目を向けてほしい。
自治体の補助制度みたらほぼ子育て支援でがんはウィッグ支援(10,000円)くらいだったし。
好きでがんになったわけでもないし、ゴールも見えない病気なのに。
子供は好きだから産むし、成人したらゴールみたいなものじゃん。
なーんて、あまりにもテレビで子育て支援言ってたり、親が子育て大変大変言ってるからネガってしまった。
病気の方が大変じゃん……
ちなみに前回なぜか上がっていた肝臓の数値は下がってました。
それだけは良かったなあ。